いつも誰かと一緒にいたいと感じてしまう方へ。
寂しさを恋愛で埋めようとする心理とその危険性について解説します。
なぜ恋愛依存になってしまうのか。その原因と、安定した関係を築くための具体的な方法をご紹介します。
寂しさを恋愛で埋めてしまう人の特徴
一人の時間を楽しめない
寂しがりなので、一人の時間を過ごすことができません。
一人でできる趣味や、一人時間を有意義に過ごす方法がないので、誰かと一緒にいることでしか自分を満たすことができません。
誰かと一緒にいないと不安で、一人で家にいるとスマホをいじり続けてしまう方もいます。
周りと自分を比べてしまう
恋人がいない自分や、休日に何の予定もない自分はみじめだと考えてしまいます。
周りと比較して自分が劣っていると感じるため、恋人を作って寂しい気持ちをごまかしたいと考えてしまいます。
SNSでのキラキラした投稿を見て、余計に孤独を感じてしまいます。
恋人なら依存しても許されると思っている
恋人は、友人や職場の同僚とは違ったより深い関係です。
恋愛ドラマや映画の影響で、理想の恋愛像を抱いている人も多くいます。
恋人という関係であれば、友人や職場の同僚では満たされない寂しさを埋めることができると考えてしまいます。
寂しさを恋愛で埋めることの問題点
不健全な恋愛関係になりやすい
一人でいることに耐えられないので、健全な恋愛関係を築くことは難しいです。
恋人として付き合っている場合は相手に依存しすぎたり、一方的に愛情を求めたりする傾向が強くなってしまいます。
寂しさを解消するために肉体関係を持ってしまったり、相手からいいように扱われるだけの関係にもなりがちです。
相手への負担になる
相手に自分の寂しさを全て満たしてもらうことを期待し、相手を苦しめてしまいます。
付き合っている場合は、「恋人なんだから近い距離で向き合うのは当然」と考えてしまい、より相手の負担を増大させてしまいます。
心の安定が得られない
寂しさが一時的に満たされても、根本的な解決にはなりません。
相手と過ごす時間以外は寂しい時間となるため、結果的に心の安定は得られません。
一緒にいない時間の寂しさを満たすために、繰り返し連絡をし続けたり、もっと構ってくれる人と浮気や不倫をしたりしてしまう人もいます。
寂しさを恋愛で埋めてしまう原因
孤独を恐れている
一人でいることに耐えられず、誰かに常にそばにいてほしいと思ってしまいます。
休日も誰かと一緒にいたいと願い、予定がないこと自体を嫌がります。
１人になってしまう時間も当然あるのですが、誰かに連絡したりSNSを利用したりして、孤独を紛らわせようとします。
寂しさを恋愛で埋めようとする行為が、かえって心の不安定を招く悪循環となります。
自己肯定感が低い
自己肯定感の低い人は、自分の存在価値を認めることができません。
このため、他者から認められることで自己肯定感を満たそうとします。
人との関わりを持たないと自分を満たすことができないので、寂しさも人と関わることでしか解消できません。
過去に満たされなかった経験がある
子供の頃に十分な愛情を受けられなかったり、過去の恋愛で傷ついた経験があったりして、愛情に飢えています。
満たされなかった経験を克服することができずに、寂しさを抱えています。
寂しさの対処法
人間関係を広げる
人との関わりは恋愛以外にもたくさんあります。
友人や家族との関係を深めたり、新しい人との出会いの場に出向いてみたり、趣味の集まりに参加してみたりするのも良いでしょう。
関わりがたくさん生まれることで、寂しさを恋愛で満たそうとする気持ちが薄まります。
一人で過ごす時間を楽しむ
一人の時間に耐えられないのは、一人でいる時間の楽しみ方を知らないことが原因の一つです。
一人でできる趣味を見つけ、自分だけの時間を満喫できるようにしましょう。
読書、映画鑑賞、散歩など、様々な楽しみ方があります。
自己肯定感を高める
これが最も大切なのですが、自己肯定感を高めていきましょう。
自分の悪いところと徹底的に向き合う。
自分の良いところを見つけて自分を大切にする。
自己肯定感が高まると、人に認められなくても自分を認められるようになります。
最終的には寂しいという気持ち自体が消えていき、誰かに頼る必要がなくなってきます。
まとめ
寂しさを恋愛で埋めようとすることは、一時的な解決策にしかなりません。
長期的に見ると、様々な問題を引き起こす可能性が高いです。
寂しさを解消するためには、自分の心の状態と向き合い、自己肯定感を高めることが何より大切となってきます。
寂しい気持ちと向き合い、自分自身を大切にしていきましょう。
対処法をうまく取り入れて、寂しさを恋愛で埋める習慣から少しずつ脱却しましょう！
